純粋な甘さが心地よいストーリー重視の良作です
初恋のようなときめき感を味わえます。
切ない「剣への道」か甘い「君への道」か、こてこての糖度よりストーリーに重きをおいた作品。
「天下五剣」の出てくる和風ファンタジー。
乙女ゲームクリア後のふわふわした余韻がたまらなく好きな私。
「これが…恋…?…なの?」
そんなわけで「剣が君」の感想と攻略キャラの魅力を語ってみます。
妖怪を滅する力を持つ伝説の刀「天下五剣」を授かる「剣取り」こそ武士道と賞賛される時代。
幕府の行う「剣取り御前試合」で一番になった侍には、望むがままの褒美が与えられ「天下五剣」を授けられる。
主人公の名前は「香夜(かよ)」です。(変更可能)
【剣が君】感想(ネタバレなし)
侍との恋
料理茶屋の娘である主人公に、「花嫁行列」を行う姫の影武者として参加してほしいと依頼がくる。
その「花嫁行列」の護衛として雇われた侍たち6人との恋を描いた物語になっています。
前章と後章で構成されており、前章「花嫁行列」の道中の選択肢で好感度の高かったキャラのストーリーを後章で楽しめます。
純愛ストーリー
官能的な雰囲気はないけれど、切なさや恋しさを感じられる純愛ストーリーになっています。
忘れてしまっていた甘い恋心を感じられるのではないでしょうか?
すべてのハッピーエンドが愛情深くあたたかいです。
泣けるエンディング
切ない「剣への道」か甘い「君への道」か、後章の選択肢で4つの結末に分岐していきます。
剣士としてのプライドや愛情、全エンディングで様々な愛の形をみせてくれる。どのエンドも主人公を大切にしてくれる気持ちにあふれています。

攻略キャラ
九十九丸【ツヅラマル】(cv・小野友樹)

陸奥国から江戸にやってきた修行中の侍
過去や未来に執着せず、今を生きたいように生きる性格
お互いを大切にする想いに心打たれました。九十九丸の純粋さと優しさにぐっときます。
優しい声や低く冷たい声、いろんな声色でゾクゾクさせてくれるところも良かったです。
黒羽実彰【クロバサネアキ】(cv・前野智昭)

肥前国出身の隠れ切支丹
性格は穏やかだが、何を考えているのか判りづらい独特の雰囲気を持つ。他人との距離を置いており、秘密主義者。
実彰さんの誠実さと強さがかっこいい。一番幸せになってほしいと願ってしまったキャラかもしれません。
螢【ケイ】(cv・KENN)

天下五剣を手に入れるため、吉備国からやってきた二刀流の侍
頼れる仲間とともに御用聞きとして江戸の治安を守っている。強気で口が悪いが、人情派。
素直じゃないぶっきらぼうですが、愛情深く気遣ってくれるところが素敵です。
感情的なセリフが多い分、切ない声色でささやくセリフは反則級。
縁【エニシ】(cv・置鮎龍太郎)

武術の腕は一流だが、性格はいい加減で能天気。自分の興味があることにしか行動しない。
妄想を始めると止まらなくなり、度々ドジを踏んでしまうこともある。
ヘラヘラして女の子好きですが、やはりこの手のキャラがみせてくる切なさには弱かった・・・
最初チャラいなって思ったけど、彼の優しさは本物でした。
鷺原左京【サギハラサキョウ】(cv・保志総一朗)

山城国伏見藩の元徳川家直参旗本、旗本鷺原家の嫡子
ある人への復讐のため、禄高も身分も捨て、仇討赦免状を手に江戸にやってきた。
きれいな外見からは想像できないダークなシナリオが個人的には好きでした。
選ぶ道がちがうとここまで違ってくるかと思わせたエンディングは切なすぎ。
鈴懸【スズカケ】(cv・逢坂良太)

妖怪と共に育った、医療の心得を持つ侍
性格は素直で明るく、子供のように純粋で裏表なく誰に対しても優しい。
こんなに素直な子が運命に翻弄されたり自分の信念を貫いたりするのをみていると、近くで支えてあげたくなってしまう。
彼の素直な心は宝物だと思います。
おわりに
切なくても幸せでも、どんなエンドも主人公「かよちゃん」への愛があふれている作品だったと思います。
いろんな愛の形に「これも幸せなのかな」と思ったり。
人数×4種類のエンディングがあるので、きっと好みのストーリーをみつけられるのではないでしょうか?
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