しあわせと切なさの混同するエンディングが泣ける
胸がぎゅっとなる切なさに涙してしまう。
挿入歌のタイミングが神がかっているので毎回エンディングで泣かされました。
プロモーションムービーをみるだけで思い出して目頭が熱くなってしまいます。
乙女ゲームクリア後のふわふわした余韻がたまらなく好きな私。
「これが…恋…?…なの?」
そんなわけで「CLOCK ZERO~終焉の一秒~」の感想と攻略キャラの魅力を語ってみます。

幼なじみの理一郎と穏やかな学園生活を過ごしていたが、一時期から彼女は毎日のように荒廃した世界の夢をみるようになる。
そんなある日新任教師「神賀旭」に呼び出されたのは、撫子と理一郎を含む生徒たち計6人だった。
「問題児である君たちに、課題を与えます」
即席の仲間たちと共に課題をこなしていく中、徐々に【現実】を侵食していく数々の謎。
そして目の前に現れる【夢の世界】で会ったはずの人物。
どこか見覚えのある面影の「彼」との出会いによって、運命の歯車は廻りだす。
※ちょっとだけ「世界観」でネタバレしちゃうところもあるので、まったく知らずにプレイしたい方はこの先読まないほうがいいかもしれません。
CLOCK ZERO~終焉の一秒~
絆を深める小学校生活
物語は小学校から始まりますが、課題をこなしたり一緒に下校したりとちょっと懐かしく感じる小学校生活でみんなと絆を深めていきます。
この小学校生活で好感度の高かったキャラが攻略対象になり【夢の世界】の大人になった彼とのストーリーが始まっていく。
【夢の世界】がどのような世界なのかは、攻略キャラルートに入った頃にわかってきます。
【夢の世界】大人編
かわいい小学生だった彼らの成長した姿にドキッとしてしまう。小学生の頃の初恋相手に大人になって再開するような気持ちに近いかもしれませんね。
大人になったけど、ちょくちょく感じる子供の頃の面影が尊いです。
一本通ったストーリーに、それぞれキャラのシナリオが巻き付くような仕上がりになっています。
泣けるエンディング
未来エンドと現在エンドどちらもハッピーエンドだと思うのですが、実際に自分自身がこの選択を迫られたら、はたして選べるのだろうか・・・?と思ってしまうくらいのエンディング分岐でした。
幸せな結末なのに、切なさで胸が締め付けられる。心がぎゅっとなってしまいました。
あと、エンディングでの挿入歌のタイミングが神がかりすぎて涙腺が崩壊してしまった。
主人公を想う気持ち
主人公の撫子ちゃんが大切だからこそ、決断する選択が切なくてたまらなかったです。
子供の頃一緒に過ごしたときは子供っぽいと思ったりした彼らの、成長した想いや包容力をこれでもかと感じられたのではないかな?と思っています。
攻略キャラ
※「CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ ExTime」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。
海棠鷹斗【カイドウタカト】(cv・浪川大輔)
「君にはありのままでいて欲しいんだ。それだけでいい」
撫子のクラスの転校生。研究が趣味で好奇心旺盛。
なにか困ったことがあっても大抵のことはスルーできる大物。
鷹斗の純粋さが切なくもあり、優しくもあるストーリーでした。
加納理一郎【カノウリイチロウ】(cv・前野智昭)
「オレはお前と違って、1度した約束は忘れないんだよ!」
クールで人と関わることを好まず、幼馴染の撫子以外とはほとんど交流を持たない。
発言も無愛想で積極性に欠けているため、撫子との口喧嘩も日常茶飯事。
なによりも撫子ちゃんのことを一番に思うぶん、切なさを強く感じたストーリーでした。
英円【ハナブサマドカ】(cv・鳥海浩輔)
「あなたはぼくが知っている中で1番変わった人です」
撫子より1つ年下の小学5年生。
物静かに見える外見に反して意外と毒舌でマイペース。
ひとつ上の兄を盲信し、兄に関することとなると独自の価値観で突っ走る。
「あの円がこんなに大きくなって・・・」なんて思ってしまうくらいに、男の子って雰囲気変わるんだなぁ。かっこよかったです。
西園寺寅之助【サイオンジトラノスケ】(cv・杉山紀章)
「いい顔するじゃねーか。・・・やっぱお前、面白いぜ」
喧嘩っ早く、寝る、サボる、睨むが標準装備の不良少年。
周囲からはそう思われているが意外と常識人なところも・・・
ちょっと危険な男ってかっこいいですよね。撫子ちゃんを思うがゆえのエンディングが、切なくて印象的でした。
時田終夜【トキタシュウヤ】(cv・石田彰)
「殿?・・・ふむ。その響き、悪くない。よきにはからえ」
撫子より1つ下の小学5年生。
黙っていれば美形だが、口を開けば殿様喋りで斜め上な発言しかしない。
売れっ子のキッズモデルをしている。
この子の言葉はいつも優しい。人を想う繊細さに涙が出ました。
英央【ハナブサナカバ】(cv・須藤翔)
「僕は円に、もっと自由奔放に生きてほしいんだけどね」
英円の兄。テンションの高いムードメーカーだが、空回りすることも多い。
有名レストラン「HANABUSA」の跡取り息子で料理が得意。
撫子ちゃんと央、互いを思いやる2人の純粋な気持ちに感動させられました。
おわりに
自分の涙腺はこんなに脆かったのか?と思ってしまうくらいエンディングで泣きました。
救いようのないバッドエンドのようなものはありませんでしたが、とにかく切なさ色が強いように感じました。
【夢の世界】に行ったことで気づいた大切さと、【夢の世界】に行ったことで感じてしまった切なさに、こころを揺さぶられた作品でした。
感動作です。スマホアプリでも配信されているので、ぜひプレイしてみてくださいね。
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